術後25日目:リンパ管腫の補足説明
術後25日目、リンパ管腫について、先日話を聞いてから疑問があったので、改めて教えてもらいました。
・手術して良かったと思っているが、もし手術をしなかったら、お腹の中で裂けたり破裂した可能性はあったのか?
→腫瘍を覆っている膜の厚みが結構厚いから、裂けなかったかもしれないが、ゼロではない。事故とかに遭えば裂ける。術前にMCNの可能性が高かったから、悪性リスクあれば裂けるのは避けないといけないし、基本的には手術を勧める。リンパ管腫は避けても大丈夫かもしれないが、腹痛が起きたりするし、その原因がリンパ管腫と分かっていないと、どこから水が出たのか判断が難しくなる。
急激に腫瘍が大きくなったというより、昔からあった可能性の方が高いと思うが、もし急激に大きくなっていたのであれば、そのまま放っておいたら破裂した可能性はある。
・もし術前にリンパ管腫と分かっていたら、その部分だけを切除できたか?
→それはできない。腫瘍から少し離れた所で切ることはできるが、そこは膵液瘻を起こしやすい(切除した膵臓を輪切りにした写真を見せてもらいましたが、膵臓を実際に切った断面は厚みが薄く、真ん中の方はかなり厚みがありました)。
先生としては、膵断面も小さいし、手術も綺麗にできたのに漏れたから、僕達としてもショックで、だそうです(綺麗に手術できても1〜2割は漏れる可能性あると、術前の説明で聞いていました)。
・管を抜いていくのに瘻孔が崩壊していくが、膵断面の漏れている場所と、管が入ってる瘻孔の場所は違うのでは?
→膵断端に沿って小川のように管が入っていて、その小川を堰き止めると、漏れている箇所も固めてくれる。術後に造影CTを撮っていて、その小川の流れが溢れていないかを見ているが、チョロチョロくらいで問題なく、膵液バッグに溜まる膵液も、毎日の量は少なかった。一度固まると漏れることはない。今日の朝3cmくらい抜けていたが、固まってきたら自然に抜けることもあり問題ない。今日のレントゲンも特に問題なく、あと5cmくらい。明日2cmくらい抜いて、明後日に全部抜く予定。採血結果が良ければ明後日に退院でも良いだろう。
・膵臓のリンパ管腫は珍しい病気?(ネット検索してもほとんど出てこない)
→そもそも膵臓にできる腫瘍自体が少ない。膵臓のリンパ管腫もそんなに多くないが、そこまで珍しいものでもない。リンパ管がある所にはできる。今回膵臓にできたが、今後他のリンパ管にできるというものでもない。
元々白血球が高かったのは、リンパ管腫とは関係ない(元々白血球が13,000くらいと高く、術前に血液内科も受診しましたが原因は不明のまま)。今回脾臓を取ったことで血小板は一時的に上がったが戻ってきてるし、白血球も元の値くらいに戻っている。一応基準値はこのくらいというのはあるが、その人によっても違う。血小板は65まで下がってきており、バイアスピリンももうやめても良いかもしれないが、退院後の初回外来までは続けましょう。白血球は11000、CRPは0.6程度。空腹時血糖も、高くても110台までで問題ない。
大体こんな感じでした。1つの疑問に対し、それぞれ細かく説明してくれて、疑問を解消することができました。
途中、説明していることに気づいた部長先生に、調子どう?と声をかけてもらい、みんなに気にしてもらってありがたいなーと思いました。
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